もしかしたらアレルギーかな?と思った時、アレルギーがあるかどうか知るにはアレルギー検査が必要となってきます。
我が家の娘の場合は、誤飲によるアナフィラキシーを起こしたため、食物アレルギーが発覚しました。
小さな子供の場合、アレルギーの検査をするタイミングは難しいかもしれません。
離乳食を始める時には、心配になるパパ・ママもいるかもしれません。
ただ、小さな赤ちゃんだと、きちんとした結果が得られないこともあるようで、娘のかかりつけ医によると、生後6ヶ月以降に検査を行うといいと言われたことがあります。
では、実際に、アレルギー検査ってどんな検査があるの?と思いますよね。
食物アレルギーがあるか、またその原因となるアレルゲンを特定することが目的となります。
娘がしてきた食物アレルギー検査を紹介したいと思います。
血液検査
血液中に、アレルギー反応を引き起こすIgEとうタンパク質が、どの食物に対してどのくらいあるのかを調べます。
IgEの値が高いと、アレルギー反応を起こしやすいことになります。
ただし、この血液検査の結果だけで食物アレルギーが診断されるわけではありません。
皮膚テスト(プリックテスト)
皮膚に、原因とされる食物の成分を少量たらし、針で小さな傷をつけて反応を見る検査です。約15分後に皮膚にでた赤みや腫れの状態をみてアレルゲンを判定します。
我が家の娘の場合、蚊にさされたような湿疹が出てたので、陽性だと判定されました。
ここまでの検査は、食物アレルギーがあるかどうかを調べる検査です。
検査で、陽性がでたからといって必ずしもアレルギー反応を起こすわけではありません。
症状を起こすかどうか、確実に把握するためには、次の食物除去試験、食物経口負荷試験が重要な検査となります。
食物除去試験
アレルゲンと思われる食物を、医師の指示に従って1〜2週間完全に食べないようにして(完全除去)、症状がおさまるかどうかをみる検査です。ここでいう症状は、主に湿疹や胃腸症状の状態です。
我が家の娘は、血液検査や問診でアレルゲンは「卵」と「乳」と特定されたので、2週間2つの食物を完全除去することになりました。当時、娘はまだ生後6ヶ月だったため、まだ母乳をあげていた私も、完全除去していました。
結果、顔中に広がっていた湿疹が少しましになったことで、除去試験の効果がみられました。
「卵」「乳」にアレルギーがあることが確実になってきました。
食物経口負荷試験
アレルギーの原因と思われる食物をあえて実際に食べることによって、症状がでるかどうかをみる検査です。
この検査では、アレルゲンの特定、食べられるようになるかの判断(耐性獲得)、食べた時のリスクを判定することができます。
アレルギー反応が起こる可能性があるので、本人にとっては負担がかかる検査です。
ですので、専門の医師のもとで行うことが必要です。
【お役立ちサイト】食物アレルギー研究会(食物経口負荷試験実施施設一覧)
まとめ
食事の後に、「おかしいな?」と思ったらまずはお医者さんに相談を!
子供の場合は、かかりつけの小児科でいいです。
食物アレルギーの疑いがある場合、問診が重要になりますので、いつ、何をどのくらい食べて、どのくらいの時間でどのような症状が出たかをしっかり伝えられるように書き留めておくといいです。
原因食物をしっかり診断してもらうことで、これからの生活の対策をたてましょう。
食物アレルギー専門医もおりますので、アレルギーが判明したら専門医にかかることをお勧めします。